川島悦実×AMAZING JIRO×佐久間一彦 ロングインタビュー 「後編」 です。

これを聞いて自分もできる、やってみたいっていう人がいたらぜひ来てほしいですよね。

── Kawashima

川島 悦実
AMAZING JIRO

ボロボロだなって時こそ、自分が一番輝いてるというか。
それでもやりたいと思っている自分が誇らしいんですよ。

── JIRO

JIROさんの昔のことって知らない人が多いと思うので、これを聞いて、自分もできる、やってみたいっていう人がいたらぜひ来てほしいですよね。

3年目、4年目ぐらいから、ちょっとは人が来るわけですよ。『TVチャンピオン』なんかで少しは名前も知られてきたので。来るスタッフには、俺はここでスタートしているんだからって言って、寝泊まりしている部屋に寝泊まりさせたんですけど、みんな1週間で体調が悪くなる(笑)。

絶対続かないよ(笑)。なんか虫がいたんじゃないの?

みんな1週間で体調悪くなるからなんでだろう?って思って、ベニヤを引っぺがしてみたんです。そうしたら、ホコリはすごいし、中でネズミは死んでるし、ゴキブリだらけだし(苦笑)。

JIROさんはずっと住んでいるから免疫ができているけど、いきなり来た人は具合が悪くなってしまうんですね。

あんなところでよく生きてたなって思いますよ(笑)。3年目に猫が迷い込んできたんですけど、その存在が意外に大きくて、心の支えになるんです。冬は温かいんですよ。自衛隊からタダでもらってきたサバ缶とか置いてあったりするんですけど、猫にあげるか自分が食べるか迷うんです(笑)。

それぐらい食べるのにも困っていたんですね。

ただ、半分野良猫だから、外に行って狩りをしてくるんですよ。朝起きると猫がニャーって僕のことを見てるんですよね。猫は狩りの成果を僕に見せようとしてるんですけど、僕が枕にしている冷たいものが、スズメだったり、ネズミだったりして(笑)。あと、猫はセミを捕まえてくるんです。夜、土から出てきた白いセミが木を登って行くんですけど、その木に登りたてのフヤフヤ状態のセミを、夜寝ている間に猫が捕まえてくるんです。白かったセミが、クローゼットの50㎝ぐらいのところで一泣きして死んでいくんです。夏はそれが目覚ましみたいなもので、ミーンって一泣きしたら死んでいくという。毎日捕ってくるのですごいいっぱいいましたよ。

やっぱり苦労することって大事なんですよね。アーティストだから俺は食わされて当然だ。物作りに専念するから生活の面倒は見てくれって思ってるアーティストはいっぱいいるんですよ。でもそれはアーティストじゃないです。自分の人生をクリエイトしないといけないんです。創造しないといけないんです。クリエイトできるアーティストでなければいけないんです。苦しい思いをしなければ、本当の苦労を知らない人は玄人にはなれないですよね。

その苦労も含めて楽しかったですけどね。

そこを切り抜けた人って、苦労を楽しむ術を覚えてしまうんです。これがハッピーマニアの精神で、苦労すら楽しんでしまうから続けられるんですよね。これは才能だと思います。

川島さんって楽しむ天才だなっていう印象があるんです。でも、楽しむことって読んで字のごとく「楽をする」ことと勘違いしてる人が多いんですよね。冷静に考えてみると、楽して適当にやることって楽しくないじゃないですか。じゃあ何が楽しいかって言ったら、一生懸命やることなんですよね。これは仕事に限らず何でもそうだと思うんです。勉強も楽しく感じる時って一生懸命なんです。嫌々やらされる時は楽しくない。恋愛にしても付き合いはじめは相手を喜ばせようと思って一生懸命だから楽しいんです。付き合いが長くなって楽しくないっていうのは一生懸命さがなくなったからなんです。ゲームにしても、新作を始める時って一生懸命だから楽しいですよね。でもRPGのレベル上げ作業になるとつまらない。全部、楽しいことって一生懸命やっていることなんです。JIROさんが苦労も含めて楽しかったって言いましたけど、仕事が楽しいって言える人は、一生懸命やっている人だと思うんです。

もはやその時、Mの境地に達するんですよね。どんな逆境に立とうと、こんな自分を楽しむっていう(笑)。

そのMの精神は根付いたらなかなか抜けないですよ(笑)。寝ることが無駄に思えてくるっていう。

Mの精神は佐久間さんもあるんじゃないですか?

仕事に関してはドMですよ。月に7冊も8冊も同時に作るのって普通ではありえないんですけど、それだけの量をやる場合って、連日朝9時から朝5時までの9時‐5時勤務、20時間労働になるんですけど、なんか段々おかしな境地にたどり着くんですよね。よく「大変だね」って言われるんですけど、好きなことしかやっていないから大変だと思ったことがないんです。

それはわかる。

どこかで仕事と趣味の区別がつかなくなる。そうなったら勝ちです。

こんなにやることがいっぱいあるし、こんなに寝てなくてやばいな、ボロボロだなって時こそ、自分が一番輝いてるというか。それでもやりたいと思っている自分が誇らしいんですよ。

トランス状態に陥ってるんですよね。仕事って人に仕える事も仕事だし、「私事(わたくしごと)」も「しごと」だし、でも、止まることも止事(しごと)なんです。そんなことをしていたら死ぬ事になって、それも「死事(しごと)」なんですよね。いろいろあるけど、もっと大事なのは、志の「志事(しごと)」。自分はこれがしたいっていう志を持ってやることですよね。あの時、JIROさんが見えていたのって、自分以上に作れる人間はいないって、どこかで絶対に思っていたんです。最初から目が変わってないし。そういう人って、人に対して上から言わなくてもいいんです。

威張る必要がない人は威張らないですよね。威張らないと自分を保てない人って威張るんですよね。

ヘアーショーで学生6~7人を見た時にJIROさんだけ別次元に思えたのは、最初から自分の志が見えてるんですよ。自分を信じてる。自信って誰でもできるんですよ。誰でも自分が一番好きだから自信を持つことはできる。ただ、オーラをまとうってあるんですけど、それは自分だけではつかないんですよね。人が自分を称賛してくれて、自分を認めてくれて、初めて後ろに背負えるオーラってものがあるんです。歩んできた道のりだったり、経験してきた修羅場だったり、そういう生き様そのもののオーラを背負っているんです。会った瞬間にそれをJIROさんに感じたんですよね。志すものが見えている人だなって思ったんです。

修羅場をくぐるって大事ですよね。よく「努力が報われる」とか言うじゃないですか。僕はそれは違うと思ってるんです。努力って報われるためにするものではないんですよね。自分で「俺はこんなに頑張ってる」とかいう人もいますけど、頑張ることは努力ではないんです。何かを成し遂げることが努力なんですよね。何かを成し遂げることによって自分にはできるという自信を得る。だから努力って自分に自信を積み上げるための作業なんですよね。報われたりするものじゃないんですよね。大したことない人に限って努力したって言うんです。すごい人は「努力が報われました」なんて言わないですよね。

そうですね。一個の山が見えて、登ったなって時、登りつめている時に他の山が見えるんです。そうしたら山を下りる時には、もう次の登山の心の準備ができてるんですよ。

行き止まりってないと思うんですよね。
本当のゴールは死ぬ時だと思うので、それまではスタートを何回も繰り返すんじゃないですか。

── JIRO

AMAZING JIRO
川島 悦実

しかも、思い通りにならないから楽しい。
創業者。新しいもの、0から1を作り出すこと、これを怠らないことが、結果的にトップになって 経営ができていくことになるのかなって思うんですよね。

── Kawashima

武藤敬司が「プロレスはゴールのないマラソン」って言いましたけど、ゴールがあったらそこに向かってしまうので、目標って決めないほうがいいのかもしれないですね。進む道はいくつあってもいいし。

こんなふうになりたいって思ったら、三つのハードルを立てるんです。今の自分はこうだから1カ月目でこう、2カ月目はこう、3カ月目はこうなっているっていう具体的なハードルを設けるんです。第1ハードルから第3ハードルまであるんですけど、一つのハードルを越えても、次が第2ハードルだって思わないで、そこをスタートラインにして、また第1ハードルだって思える人って到達地点がないんです。要は最初に決めたゴールが、6カ月後、9カ月後にはスタート地点になってるかもしれない。自分を甘やかさない。自分の到達地点はここじゃないって。到達地点ってわからないんですよ。天竺と一緒です。大切なのは自分をいかに戒めながら満足せずによりどん欲に行くことができるか。今見えている景色って、きっと本当の最終形態ではないんですよね。今の自分だからそこしか見えないわけで。1年後の自分は違うところを見てるかもしれないわけですよ。

ちょうど昨日同窓会だったんです。そこでみんなの見据えているゴールはどこだ?って質問が出たんですよ。「JIROはどこをゴールにしてるのか?」って。それで考えたんだけど、ゴールってわからないんですよ。そこで僕が言ったのは、ゴールは行き止まりだと。この先に何もやりたいことがないって感じたらそこがゴールだけど、今のところゴールを作ることはできないっていう話をしたんです。

きっとゴールって何かなって考えながら死ぬからいいと思うんですよね。おじいちゃんになって、また佐久間さんとJIROさんと縁側で「手が震えてきたね」って言いながら(笑)、「ゴールってどこかな」って言ってるうちが幸せだと思うんです。

今見えている景色のもっと先まで行きたいんですよね。

行き止まりってないと思うんですよね。何かをやったらそこがまたスタート地点になっちゃうから。もし震えてきたら、これを活かそうって話になると思う(笑)。本当のゴールは死ぬ時だと思うので、それまではスタートを何回も繰り返すんじゃないですか。

しかも、思い通りにならないから楽しいんですよね。これを見てくれる人の中には経営者の方もいると思うんですけど、経営者って営みを継続する者って書くんです。でも、営みって継続しようとしてもなかなか難しいものがあるので、大切なのは生業を作り出すこと。創業者。新しいもの、0から1を作り出すこと、これを怠らないことが、結果的にトップになって経営ができていくことになるのかなって思うんですよね。1ができたら安心してしまって、それが10なのか11なのか12なのかってそういう問題ではない。じゃあ100までいったらいいのか、ここがゴールかって言ったら違うんですよね。別のルート、別のルートで、もっと新しいことをできる。0から1。一度できた人だったら他の路線も行けるんです。それは8本足のいろんなところに触手を伸ばすっていう意味ではなくて、もっと自分はいけるんじゃないかって目標を持ち続けること。誰と遊びたいのか。誰とお砂場で遊びたいのっていう部分ですよね。

川島さんが人を見る時、この人と遊びたいと思う人、あるいはこの人すごいなって感じるのってどういう人なんですか?

一個だけ尺度があるとしたら、小学校までの教育が当たり前にできている人ですかね。元気で挨拶。いつも笑顔でいる。ウソをついちゃいけないなのかもしれないし、ご飯は残さず食べなさいないのかもしれないし、小学校までの教育をきちんとできている人って立派な社会人なんですよね。これは一流の大人なんです。

小学校を卒業する時に先生に言われた言葉で今でも守っているというか、続けていることがあるんですよ。

教えてください。

小学生っておかしいことに対して、「それズルイじゃん」って普通に言いますよね。だから「おかしいことをおかしいと言える大人になりなさい」って言われたんです。大人になると、立場とか周りの目とかを気にして、明らかにおかしいことをしている人がいてもそれを指摘できなくなる。損得勘定が働いて、上司には間違っていても言えないとか、見て見ぬふりをする。でもそれって正しいことではないですよね。相手がお偉いさんであっても、間違っているならおかしいって言われないといけないと思うんです。僕は大人になってからもずっとそれは続けているんです。

心が間違ってるのって嫌ですよね。

外してはいけない一線は何があっても外しちゃいけないと思うんです。

心ってあると思うんですよね、人間としての心。能力としての心。どっちも心って大事で、でも最後に大切なってくるのは、人間としてのピュアな心。それがない人はきっと成功しないんですよね。

よく講演とかで自分の苦労話を語って、それを聞いてる人たちが泣いてたりっていうことがあるんですけど、僕はああいう講演は絶対にできないですね。今まで生徒たちにも自分はどうしてここまで来たのかって話をするんですけど、どうしても笑い話になっちゃうんですよ。

苦労だと思ってないんですね。

だから努力したっていう話にならない。「ネズミがいてさ」とか話すと、笑い話にしかならないんですよね(笑)。

僕もそうなんですけど、努力してるってことがかっこいいなんて思えないんですよ。笑い話で言うからかっこいいんですよね。こんなに苦労してるって時は人に見せたくない。でも後から、こんなにひどかったんだよって言うから面白いんですよね。苦労話として話すことを美と思えないんですよね。

だから生徒たちもあんまりグッと来てないと思うんですよね。

昔の俺はすごかったんだよって言う人はよくいるけど、昔の俺はひどかったんだよっていうのはリアルなのでメチャクチャ面白いんですよ。しかもそれを笑いにもっていかなかったらオチがない。

失礼ながらJIROさんはまったく苦労感がないですもんね(笑)。

ないんですよ。だから苦労話で泣かせてる人はちょっと羨ましいと思いますよ。でも俺が話すとそうならないんですよ。

カモの水かきって、それを見せないからかっこいいんですよね。

たとえばアーティストとかがフリーでやってるとします。僕は今作品撮りを結構頻繁にやってるんですけど、フリーのアーティストに「そういうことをやっていけばいいじゃん」って言うんです。

JIROさんだから余裕があるから作品撮りをできるんでしょって言われるんじゃないですか?
JIRO そうなんですよ。「JIROさんは会社をやっててスタッフもいるし」とか言われるんですよ。いや、違うぞと。そうなるまでに水をかいてきたんだけど、僕からは伝わらないんですよね。JIROさんだからそれをできるんじゃんって感じで見ている人が多い。

時々、自分に対する戒めって必要だと思うんですよね。いろんなことがうまくいっていると、自分はすごいんじゃないかって勘違いしてしまうことがあるんです。

この前、佐久間さんと一緒にご飯を食べた時にいっぱいヒントをもらいました。「人とお話をしてて、『でも』から会話をする人は何もできない人だ」って言ったじゃないですか。何かをする時は「やるぞ」って肯定から入るんだって。否定から始まる人間は何も始まらないっておっしゃってたじゃないですか。あれは家に帰ってからすぐにメモさせていただきました。

川島さんって「でも」を使わないじゃないですか。人に意見を求めておいて、「でも」から会話を始める人って何もできないと思うんですよね。妄想すらできない人間は創造することはできないって思うんです。初めてやることでも、まずは成功の絵だけ思い浮かべていればいいと思うんです。こんなことできないって思ったら絶対にできないじゃないですか。人間って生まれた時はみんな素人で、できないことを一つずつできるようになりながら成長していくわけですから。

そうですね。もちろん、オファーでお金が合う、合わないはありますけど、基本的にはやったことのないオファーでも、自分で想像できることは、できることだと思うので、断ったことないですよ。

後輩たちにはいつも「できない理由を探すより、できる方法を模索しろ」って言ってるんですけど、言い訳を並べてできないって言うより、できる方法を探すほうがよっぽど有意義ですよね。

やってきたことの足跡はちゃんとあるんだなって思います。
だからもしも才能というものがあるとしたら、努力をし続けられるっていう才能です。

── JIRO

AMAZING JIRO
川島 悦実

ひとつの枠でくくってしまうともったいないんですよね。そうやって考えると異業種コラボとか、まだまだいろんな可能性がある。だからいろんな人とお砂場遊びしたいですね。

── Kawashima

そういえば昔すごいのがありましたよね。トンカラリン。

熊本にある遺跡ですよね。

NHKの番組で、補聴器をつけたおじいちゃんが、「昔のシャーマンは生まれながらにかまぼこの板みたいなものをあてられて、それにへばりつけられたまま成長していくから骨格が崩れていく」ということを聞き取れないような日本語で言っていたんです。それを形にしてくれって依頼があったんですよ。それでできあがったトンカラリンを見てビックリしたんですよ。向こうも空想の世界を話してるんですけど、それを形にするJIROさんは物が違うなって思いましたね。

イメージしたものは形にできると思うので、そこは訓練だと思いますけどね。学校でデッサンを教えるんですけど、目をつぶってリアルな猫を想像しろって言ったらみんな猫を想像できるんです。ただ、絵に描けって言ったら、ここに想像できるものが絵に描けないんです。そこはもう訓練なんです。イメージしたものを何度も流すんです。それの繰り返しで、想像したものは何でも描けるようになるんです。だから想像できるものは僕は何でも絵に描ける、形にできるんですけど、みんなは簡単に「できない」って言っちゃうんです。そこは訓練してないからなんですけどね。イメージはできているのに形にできないっていうのは、そんなの私には才能がないからって言っちゃったら終わりですよ。

僕はもし才能って認めるとしたら、努力の才能しかないと思ってるんです。人は生まれながらに「天性の」って言い方をしますけど、それは努力しかないと思うんですよ。何か一つ人と違うものがあるとしたら、勘がいいだけ。勘がいいっていうのは宝くじと一緒で当たりも外れもあるんです。でも努力することによって精度が増して、100回打ったら100回当たる。これは努力、積み重ねしかないんですよね。勘がいいこととセンスがいいことは違うんです。センスは努力でしか身につけないと思ってるので。スポーツの世界も同じじゃないですか? センスがよくても努力しない選手は実にならないですよね。

そうですね。

だからもしも才能というものがあるとしたら、努力をし続けられるっていう才能です。その才能以外は認めないです。

勘のよさは持っているのに努力しないで失敗する選手っていっぱいいますよね。

さっきのJIROさんの4年間食えなかったっていうのも、努力し続けるっていうセンスがあったんです。JIROさんにセンスがあるっていうのも、きっと努力するセンスがあったんです。でもそれも努力しているという感覚もないぐらいのハッピーマニアなんですよね。

ハッピーマニアっていいですね。

妄想って大事ですよね。暴走族って法に触れるじゃないですか。だけど妄想族っていいんですよね。自分で妄想して楽しいって思えるって才能だと思います。人間のテンションのヴォルテージって下がってるともったいないんですよね。テンション下がってるって、その瞬間損してるんですよね。

“テンション高く腰低く”ですね。

そこです。

JIROさんはいろんなことやってきていますけど、これから先に見据えているものってありますか?

全然ありますよ。特殊メイク業界にいたら映画の裏方でしかないけど、川島さんと組んだおかげで違う世界を見ることができたし。僕がやった特殊メイクがヘアーとかと組むっていうのはすごく斬新なことであって、最初にヘアーショーで絡んだことですごくそこに魅力を感じてやってきました。だけどその頃はすごく異端なわけですよ。

人がやらないこと、できないと思っていたことをやったわけですよね。

自分が作りたいものを提案して、やってきて本当に良かったと思っています。だって、仕事として依頼があったものに応えているだけだったら新しいものなんか作れなかったと思うんですよ。自分の実績として、大きく変わったなって実感できるのって、ウチに入って来る学生が「ファッションとコラボしたい」とか、「美しい特殊メイクを作りたい」とか、「かわいい特殊メイクを作りたい」とか、そういう考えを持っている子がいるんです。僕らの頃って特殊メイク=ホラーとか、そういうイメージだったんです。でも、こうしてやってきたことによって、若い子たちはそれを当然のように受け入れて、そういうジャンルっていうことを普通に口に出して言える世の中になってきた。そういうところに、やってきたことの足跡はちゃんとあるんだなって思いますよね。

特殊メイクのそれまでの常識を壊したわけですね。

そういう意味ではいろんなところとのコラボはできると思うし、だからもしも才能というものがあるとしたら、努力をし続けられるっていう才能です。

僕はJIROさんに対して、特殊メイクの人っていう見方はしてなかったと思うんですよね。特殊メイクって枠でくくってしまうともったいないんですよね。そうやって考えると異業種コラボとか、まだまだいろんな可能性があると思いますね。だからいろんな人とお砂場遊びしたいですね。

2015.11.27

※Amazonにジャンプします。

Amazing JIRO 初の作品集

「Amazing JIRO-special makeup-」

2017年10月に発売されました。

「Amazing JIRO-special makeup-」特設サイトはコチラ

特設サイト

自身初の作品集「Amazing JIRO-special makeup-」を出版することになりました!!
ここ数年にわたり、精力的に行ってきたペイントメイクによる個人作品及びコラボ作品の数々と、広告、プロモーションなどで携わらせていただいた事例、僕のロングインタビューと、お世話になっている方々からの素敵なコメントなどを掲載しております。
さらにこの作品集の装丁は、アートディレクション&デザインを大島慶一郎氏、表紙撮影を宮原夢画氏にお願いしており、妖しくも可愛い仕上がりになっております!

Amazing JIRO Facebookより抜粋

Amazing JIRO Facebook